『名探偵コナン 世紀末の魔術師』レビュー
☆☆☆☆☆☆☆☆☆★
星9/10
劇場版名探偵コナンで一番有名な作品と言ったら『ベイカー街の亡霊』だろう。
だが、個人的にこの『世紀末の魔術師』もすっごくお勧めしたい作品だ。
あらすじ
ロシアのロマノフ王朝の秘宝「インペリアル・イースター・エッグ」が鈴木財閥で見つかり、怪盗キッドからの挑戦状を受け取る。
しかし、エッグを狙うのはキッドだけではなく、やり手の暗殺者、スコーピオンもエッグを狙う。
エッグをめぐり大阪でひと暴れしたり、船で事件が起こったり、城で探検したり、と盛りだくさんの内容の一作である。
詳細はwikiをどうぞ。
お勧めポイント
今作はなかなか初期の劇場版コナンの中では登場キャラクターが豊富な一作だ。
怪盗キッド、服部平次、工藤新一(ほぼ登場しないけどw)が出ている。
さらに、今作では美人さんが二人出ており、一人はエッグの秘密を握る香坂夏美さん。
そして、もう一人がロマノフ王朝研究家の浦思青蘭(ほし せいらん)だ。
ロシアを研究する中国人っていうミステリアスな存在が良い。個人的にロシアも中国も好きだからこのキャラクターが性癖どストライク。エッロい。チャイナドレスえっろい。
正直、個人的にこの時代のコナンの絵柄がすごく好きなので、この美女二人がかなり色っぽいと思うのだ。
今作では怪盗キッドがかなり活躍していて、しょっぱなからそのキザっぷりを120%ましましでお送りしている。すごいキザ。でもそれがキッドだからいいの。ちゅき。
キッドの去って行きかたもとってもキザ。羽バッサァァァア!!!BGM(「飛び立つ鳩」って調べたら出てくる)!!!ビューティほー !!!シュール!!!ある意味笑える!って感じ。ぜひ見てくれ。
あと、今作のメインアイテムのインペリアル・イースター・エッグの描写が
とっても美しい。見た目だけじゃなく、ギミックがとっても綺麗で、光の演出が個人的にすごく好みだった。セル画だからできた光の描き方だったと思う。
あと、エッグのシーンで使われたコーラスのBGM(曲名は「I'll be there」です。)が美しくて、(キッドの最後のシーンにも使われているのだが)、映画全体を美しい雰囲気に仕上げていたように思う。
映画自体、殺人事件、コナンのかっこいい推理シーン(見ていて、そんな風に推理する必要ある?って思うけどかっこいいからいいのだ。)、爆発、キッドからの挑戦状の謎解き要素、少年探偵団の活躍、平次とコナンのバイクの疾走。などコナン映画のいい要素が盛りだくさんなので、コナン映画が好きなら楽しめる作品だと思う。
ネタバレ(クリックで開閉できます。)
犯人の浦思青蘭がエッロい !!!本当にエッロい。めっちゃエロい。歴代犯人の中で一番好き。美しさと冷酷さと自分勝手さと色気を併せ持った女。ショートヘアでグレーの瞳で、エキゾチック美人なところが大好き。中国とロシアのハーフで、それだけでも戦闘民族っぽいのに、殺し屋で「スコーピオン」って名前なのも最高。そうよ私はさそり座の女かよ。さそりって名前もエロいよね。色気ムンムンだよね。
名前が浦思青蘭なのって中国語で「プース・チンラン」って発音して、それを言い換えると「ラスプーチン」に成るから、って言ってたけど、中国語知っている人間からするとツッコミどころしかない。日本語発音だから成り立つネタだ。とだけ言っておこう。まぁ、でもこの名前もえっちくて好きな要素ではあるけど。
エッグの美しさだけでも見てほしい映画。
あと、個人的に【吹き替え】バージョンもかなり笑えたので、元ネタを知った上でぜひ見てみてほしい。